« 日本も“大量破壊兵器”? | Main | 本当の人道援助を妨げる「人道復興支援」 »

2004.12.12

わが家の百人一首の遊び方

 もうすぐお正月ですが、わが家には百人一首を使った面白い遊び方があります。子供のころ祖母から教わったので、昔からやっていたのだと思いますが、わが家では“ぺちゃ五枚”と呼んでいます。百人一首では、競技かるたの他に“坊主めくり”が有名ですが、インターネットで調べたところ、“青冠”または“色冠”という遊び方に似ていますが、ちょっと違うところもあるようです。
 百人一首は読み札だけを使います。人数は何人でもできますが、3人から5人位がちょうど良いと思います。まず、読み札を全部裏返しにして、全員に均等に配分します。親を決め、親が自分の手札の中から同じ種類の札を何枚か場に出します。種類は、読み札の人物の絵によって、「てんのう」「おんなてんのう」「つね」「かんじゃ」「まめ」「やか」「ぺんこり」「ぺちゃ」「ぼうず」「せみまる」の10種類に区分されます。
 次の人は親が出した札と同じ種類の札を同じ数だけ出します。そして今度は自分が親となって手札から同様に場に出します。もし、親が出した種類の札が同じ枚数だけない場合は、“きる”か“お通り”をします。“きる”とは「てんのう」を1枚出すことで親の権利を得るもので、「つね」「かんじゃ」「まめ」「やか」「ぺんこり」の5種類の男子の札に対して有効です。
 親が「ぺちゃ」を出した場合は「おんなてんのう」で“きる”ことができます。また、「ぼうず」に対しては「せみまる」でしか“きる”ことが出来ません。
 「てんのう」や「おんなてんのう」等の切り札を持っていない時や温存しておきたい時は、“お通り”をします。これは親から一枚受け取ってパスすることで、親は任意の札を渡すことが出来ます。
 こうして順に手札を場に出して行き、早くなくなった人が勝ちです。残った人は勝った人の次の人が親になって、勝負を続けます。
 種類が多くて見分け方を覚えるのが大変ですが、相手に渡す札の選択や切り札の使い方などに戦略性があるので、はまると病みつきになります。わが家以外ではやったことも聞いたこともないのですが、子供たちとぜひインターネットを使って広めようと話しています。

|

TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/7312/2238189

Listed below are links to weblogs that reference わが家の百人一首の遊び方:

Comments

つるさん、早速コメントありがとうございます。
やはり石川県だったんですね。それも金沢の海沿いの町というと実家のすぐ近くかな(実家は金石です)。わが家でもみんな驚いています。
その後も色々キーワードを変えてネットをサーチしているのですが、関連のありそうなページはなかなか見つかりません。
oyumiさんの札の呼び方で、“やか”を“本やか”と“耳やか”に分けているのは、わが家も同様ですが、最近はメーカーによって絵が少し違うので、区別しないで遊んでいます。西行法師や喜撰法師がなくなっているのも単純化されたためかもしれません。
私の知っている限りでは能登方面との繋がりはないのですが、今度母によく聞いてみようと思っています。
百人一首自体、遊ぶ子供が少なくなっていますが、この「こくあわせ」or「ぺちゃ五枚」は貴重な民俗遺産かも知れません。
何かまた情報がありましたら、お知らせください。

Posted by: オトーピー | 2005.01.24 at 01:17 AM

はじめまして。つると申します。コメントを辿ってきたのですが、本当にこちらの「ぺちゃ5枚」とルールが似ています。我が家では「黒合わせ(こくあわせ)」とよんでおります。ちなみに私も金沢の海沿いの町に住んでおり、母方の両親と父は珠洲や輪島出身ですが、この遊びは母方から伝わったようです。
金沢で友人等に訊いてもこのゲームを知っている人とは全く巡り合った事がないので、もしかすると能登地方のゲームなのかもしれませんね(母方の伯母が岐阜に嫁ぎましたが、やはりそちらでも知っている人は誰もいなかったそうです)。

特にうちでの呼び方はoyumiさんとかなり類似しています。(以下は、枚数等からの比較から推測)
「くろ」をうちでは「黒(こく)」とよんだり(黒っぽい服を着た「つね」)、「ぴん」を「なげ(凪げ?)」、「本やか」を「矢かずき」と呼んだりしていますが、蝉丸で上がれないところも同じです。あと、坊主を切るのに枚数制限はなく、つねより立場が上となる札で「菅家」だったと思いますが、これでも「天皇」同様「つね」を切れるルールでした(ただし「菅家」は天皇で切れる)
また、「お通り」ではなく「とんこ」と言っています。これは「通る」という行為よりも、渡される札に対しての呼び名として使っています(パスする時は大抵「とんこ頂戴」といいます)

オトーピーさんのほうの名前とあわせると、

「てんのう」→「天皇」
「おんなてんのう」→「女天皇(じょてんのう)」
「つね」→「つね」
「かんじゃ」→「かじ」
「まめ」→「豆」
「やか」→「矢かずき」
「ぺんこり」→「なげ」
「ぺちゃ」→「姫」
「ぼうず」→「坊主」
「せみまる」→「蝉丸」

になります。(とすると、我が家では菅家を入れて15種類ですね)

昔はよく我が家でもやっていたのですが、このゲームを知る人が少ないことと、特定の百人一首でないとやはり絵柄から見分けがつかないことのため、親族でしかやれたことがありません。
小さな頃から大好きで正月遊びの定番だったのですが、最近では人が集まらないこともあってここ数年お休み中です。
もっと広まっていけばいいのにとは思っていますが、特定の百人一首でないと難しい(少なくとも私は)為なかなか広がらないのかもしれませんね。インターネットを通じて拡がるよう祈ってます!!

Posted by: つる | 2005.01.23 at 08:15 PM

こんにちは。
我が家の14種類の区分です。
1 てんのう 8枚は
2 くろ    4枚(濃い紫色の衣装)
3 つね   26枚
4 かじ   14枚 に有効

5 ぴん   2枚は
6 まめ   4枚
7 耳やか  1枚(弓矢がない)
8 本やか  6枚 に有効

9 じょてん 2枚は
10 ひめ  20枚 に有効

11 せみまるは
12 西行法師
13 喜撰法師
14 ぼうず 10枚に有効
 
 ただし 喜撰法師はぼうず3枚
      西行法師はぼうず5枚に有効
 最後せみまるで上がることは出来ない。

遊び方は
“お通り”を“通り”と言っているのと
有効になる札が少し違うだけであとは全く同じです。
ルーツを辿ると面白いかも知れませんね。
ちなみに主人の実家は普通の家です。

Posted by: oyumi | 2005.01.22 at 04:50 PM

oyumiさん、コメントありがとうございます。
やっぱり石川県には知ってる人がいるんだ、と家族ともどもびっくりしています。
私も実家は金沢の海沿いの町で、この遊びが好きだった祖母も近くの出身です。祖母の家は、代々神主で、そちらの方から伝わったのではないかと思っていますが、能登の中島と接点があったのかどうか、不思議です。
ところで、札の種類が14種類とのことですが、それぞれの呼び方は何というのでしょうか?わが家の呼び方と共通性はありますか?

Posted by: オトーピー | 2005.01.22 at 08:42 AM

こんにちは、はじめまして大阪在住のoyumiと申します。この記事を見て驚いています。
我が家と同じような遊びをされている方がいたなんて、それも石川県出身者のようで・・・。
私も石川県中島町(昨年七尾市と合併)出身です。
私の方が少し、いやだいぶ年上のようですが。
私がこの遊びを知ったのは結婚してからです。
主人は中学の同級生なんですが私はこんな遊び方があるなんて同じ町に住んでいながら全く知りませんでした。今生きていれば100歳はゆうに超える祖母と結婚当初一緒に遊びましたから主人の家ではずーと遊び継がれて来ていたんだと思います。
遊び方はほぼ同じですが我が家は14種類に分類されます。が大石天狗堂の古い百人一首でないと遊べません。息子が10年程前に買った任天堂では絵柄が違っていて遊べませんでした。
はまると病みつき、分かります、分かります。思わず嬉しくなってメールしました。
ぜひともインターネットで広めて下さい。
我が家での呼び名はどう言う訳か“ぴん切り”です。
どうもぺんこりの事がぴんのようです。

Posted by: oyumi | 2005.01.21 at 02:24 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)